国際バギ星人協会
設立趣旨
バギ星人・・・・自らをバギ星人と認識しているものの総称
地球上には多種多様の国家があり、ほとんどの人はそのいずれかに属し、「国籍」というものを有しています。また、特定の国家に依存しない、「民族」という概念も存在します。これらの要素は、いまや個人の人格を定義する上で欠かせない部分となっています
。
人間個人を独立した意志主体として考えたとき、人は自らの行動を自由に決定できるはずです。人が自立的に行動する上で、当人の人格は大きな影響を及ぼすはずです。つまり、行動の自由を実現するためには、自らの人格を定義する自由がなければなりません。
しかし、現実に私達はこの権利を正当に行使できているでしょうか?
生まれながらにして与えられた国籍、民族、性別、人生。これらは、多くの場合自分の意志で変更することはできません。これを運命である、変更できないものと受け入れてしまうことも可能です。しかし、これを変えたいと願う声もまた大きいのではないでしょうか。
特に民族という属性については、世界中で多くの問題を抱えています。生まれながらの、変えることができないとされる「民族」という属性のために、差別され、迫害され、虐殺される。有史以来幾度と無く繰り返され、今もまた続いている悲劇がそこにあります。また、「同一民族である」ということが必要以上に強調され、人の行動や価値観、信条をも制約するに至っています。そして、ときにはこれが歴史の真実や人の良心をも歪めてしまい、破滅的な結果に至ってしまった例もあるのです。
このような大きな問題を抱えている「民族」という属性が、本当に私たちに必要なのでしょうか。また、それが必要悪であるというならば、せめて民族を変えることはできないものでしょうか。そんな思いから、仮想民族「バギ星人」は生まれました。この名の由来は、敬愛する星新一先生の著作から、地球上に存在しない民族であることを理由に付けられたものです。
国際バギ星人協会は、現在世界中にどれだけいるかわからない「バギ星人」、そして私たちと同じ考えを持つ全地球(全宇宙?)の人たちと連携し、世界中のくだらない争いや偏見その他を笑い飛ばし、ゆくゆくは世界の平和を実現していこうという目的で設立されたものです。
1999年4月
国際バギ星人協会情報総局長 荒野草途伸
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注:国際バギ星人協会は、よく宗教と混同されるんですが、
宗教ではありません。
どちらかというと哲学です。
哲学と宗教は別物です。一緒にされては困ります。