虻蜂取らず
「虻蜂取らず」という諺があります。何か別のことを同時に追い求めてもうまくいくはずがない、という意味の言葉ですな。が。「そもそも何でアブとか蜂なんか捕まえなきゃいけないんだよ!」とも思ったりするわけです。まあ、どうでもいいことなのですが。
さて。人は誰しも、与えられた時間が有限です。特に自分の自由になる時間というのは、ほんのわずかしか有りません。それをどう使うか。休息に充てたり、遊んだり、自己研鑽に励んだり、趣味に費やしたり。やりたいことはたくさん。
でも。たいがい、出来るのは一つだけなのです。
優先順位をつけて、その順にこなしていく、という方法もあります。でもこれが出来るのは、意志の力が強いときだけ。意志が弱いと、どうしても楽なほう、こなしやすい方に時間を費やしてしまいます。結果、大した成果物が得られない。無論、自業自得です。依って自己嫌悪に陥ります。
こうして、一つの休日が過ぎていきます。
休日はまだこれからも来ます。でも、今日できなかったことは、放棄しない限り後々の負担としてのしかかってくる。いっそ毎日が休日だったらいいのに、そう思うこともありますが。しかし、そうなったらそうなったで、毎日が同じ事の繰り返しになるのが目に見えています。2/7をこなせない人が、7/7をこなせるはずがないのですから。
しょうがないから、平日だけはきちんとこなそう。そう思いを整え、私は今日という日を終えることにします。
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