荒野草途伸ルート >> 東日本大震災に関連しての緊急告知

東日本大震災に関連しての緊急告知

 
 3/11の東日本大震災、並びにそれに起因しての福島第一原発の事故により、甚大な被害が出ております。
 復旧・救援・人命救助に当たっている方に、敬意を表します。そして、被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。
 
 さて。皆様ご存じの通り、福島第一原発の事故を初めとして東日本の発電能力に相当のダメージが出ており、1000万KWクラスの電力不足が見込まれる為、東京電力管内では計画停電が行われる予定となっております。
 
 結論から申し上げますと、これを早期に収束させる為に、荒野草途伸は「東京にあるデータセンターの停止、西日本地区への機能移行」を提唱したいと思います。
 データセンターは、サーバそのものの他、それを冷却する為の空調を動かす為に、工場並みかそれを上回る電力を消費しています。これを止めることができれば、かなりの規模の節電効果が期待できます。
 
 荒野草途伸としましても、「xatosi.info」サーバを契約しているデータ・ジャパン株式会社宛に、サービス停止してでもデータセンターを止めるよう要望を送っており、17:54付けで担当へ申し送る旨解答が来たところであります。
 また、サブサーバとして確保しているwww2k.biglobe.ne.jpサーバについても、NECビッグローブ社に問い合わせと要望を行っている段階です。
 今後も繰り返し、データセンター停止へ向けて要望を行っていく所存です。
 
 
 現在西日本地区では、東日本への送電を確保する為に節電運動(通称ヤシマ作戦)が行われています。が、東日本と西日本では周波数が異なる為、送電する為には静岡県にある佐久間周波数変換施設を経由させなければならず、この施設の能力が100万KW程度しかないとのことです。
 よって、根本的な解決の為には、東京電力管内での大規模な節電が必要となります。
 その為には、大電力を消費するデータセンターの停止は不可欠であると考えます。
 
 企業によっては、西日本地区にバックアップ用のデータセンターを確保しているところもあります。こういった会社は、直ちにサーバ機能をバックアップ側に移管し、東京のサーバは停止させることを提案したいと思います。
 
 
 荒野草途伸と致しましても、西日本のサーバが確保出来ないか現在模索中であります。
 ですが、サーバが確保出来る前に(現在この告知をアップロードしている)東京のデータセンターが停止措置となる可能性もあります。その場合、「荒野草途伸個人のページ」は、一時停止することになります。その際は何卒ご容赦ください。
 
 
 
 尚、蛇足になりますが、節電運動(ヤシマ作戦)についてですが。上述のように、どれだけ節電しても西日本から東日本に送れる電力は100万KW程度にとどまります。また、沖縄などの本州との電力線接続がない地域では、そもそも電気を送ること自体出来ません。
 ですが。直接電気を送ることが出来なくとも、長期的に見れば節電自体は大変意味のあるものです。
 電力不足解消の為各電力会社とも、ふだんは使わない火力発電所を稼働させて対応させています。この火力発電所の燃料は、殆どが石油です。
 ですが、その一方で悪いことに、中東で政変が起きており、世界的に原油の供給が不安視されています。価格高騰のみならず、供給そのものが停止する自体すらあり得ます。
 日本は非常事態に備えて原油を備蓄していますが、いつまでも保つものでもありません。できるだけ大事に使っていかなければならない状況です。
 
 一方電力会社は、電力供給に余裕が出来た場合、まず小型の石油火力発電所から停止させます。そこで余裕の出来た石油を関東・東北に送り、現地の火力発電所を稼働させる、という事は十分可能です。
 
 たとえ今すぐ電気を送れなくとも、地元の電力会社に余裕を持たせる為節電を行うことは、非常に意味のある行為です。
 特に、電力需要の多い時間帯の節電は効果的です(詳しくは電力会社にお問い合わせください)。
 
 
 どれだけの方がこの文書をご覧になるかわかりませんが、この非常事態への協力を是非呼びかけてお願いしたいと存じます。
 
 
 
2011/3/14
荒野 草途伸
 
 
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