-今日は、荒野草途伸さんについて知りたいあなたに送る突撃インタビューです。よろしく
草途伸(以下X)「よろしく」
-早速ですが、名前についてです。「荒野草途伸」というのは、本名ですか?
X「当然です」
-偽名といううわさを聞きましたが
X「それはおそらく、私の存在を抹消したがっている米CIAが流したもので
しょう」
-なるほど。では、あなたの現在の職業は?
X「それは表のですか、裏ですか」
-できれば…裏の方を…
X「それは言えません。表向きもやっぱり言えません。」
-厚かましくもSEなどやっているという噂がありますが?
X「厚かましくもってなんやねん」
-薄くないと言う意味です。で、SEなんですか?
X「噂はあくまで噂であって真実と一致するとは限りません。それに私が薄くないのは自明の理だ。わざわざ言うな。」
-(SEとしての仕事してないって事か?)あの、では歳はいくつですか?
X「歳、か…。ふっ、そうだな、以前消費者金融で500万借りて那覇市長選に立候補しようなどと考えたことがある。」
-あの、借金の話じゃなくて、年齢・・・
X「そういうことが出来る歳だと言うことだ。ちなみに心はまだ思春期だから安心した前。」
-(しねーよ)ついでに、生年月日もお聞きしたいのですが
X「それも言えんな。住民票を使えば、生年月日から特定の人物を割り出すのは簡単だからな。」
-その住民票ですが、さっきこれ、落ちてましたよ。あなたのじゃないですか?
X「これは…確かに私の地球での住民票…。おぬし何者だ。どうやってこれを手に入れたっ」
-(落ちてたって言ったろうが)あの、それを見るとお名前がい(ぴー)になっているようですが…
X「CIAに感づかれないためにも、戸籍には偽名を乗せざるをえないのだ」
-は…はは…。あの、ではご趣味について伺いましょう
X「趣味か。昔雑草栽培をやっていたことがあったが、外部に漏れて社会的迫害を受けたことがあるからな。野菜くずを育てようとしたこともあるが、あっという間に腐った。あと、育てているわけではないが、部屋の壁にカビが生えている。」
-(バカかこいつ) で、では、ほかに何か?
X「生きているってすばらしい…」
-(何なんだよこいつは) 奥が深いですね…。では、将来の目標とかは
X「世界征服」
-(あーやっぱり) 大きな目標をお持ちですねえ
X「というと思っただろう。冗談じゃない。そんなちっぽけな夢を私が持つとでも思っているのか」
-はあ…
X「私の目標は…いや、これを言うとまたCIAの妨害を受けるかもしれない。いまはやめておこう」
-(何がCIAだよ)話は変わりますが、今の社会についてどう思いますか?
X「だめだね。腐りきってるね。私が愛の手を差し延べてやらないと、だめだね」
-(冗談じゃない、これ以上こんなわけわからんのにつきあってられるか)で、では今日はこれくらいに、ということで、…
X「まあまあ、そう言わずに。ほら、お茶をどうぞ」
-げっ、何このお茶。ほんとに人間が飲むもの?
X「何か言ったか」
-い、いえっ!あ、あの、わたし、ほ、ほんとに次の用事がありますので、失礼しますっ!
X「帰ったか…。ふっ、イメージを作るのも楽ではないな」
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