有馬大道出店公園計画
それは、私の不注意な一言で始まった。私がいつも夕食の入手先としている( 今夜の夕食
参照)某Aマントでのことだった。普段は出勤日が違うため顔を合わせるこ
とのない某D氏とのたわいのない会話が行われていた。彼は私のプライベートな
生活をのぞこうともくろんだのか、「何がある何々がある」と、部屋の装備につ
いて質問してきていた。そして、
「パソコン、あるんだって?」
「ある」
「あ、じゃあ、通信とかやってるの?」
「うん」
「もしかして、インターネットもできるの?」
「ええ・・・・」
そのころ私は、自宅が無料インターネットカフェと化すのをおそれて、通信環
境を導入したことを秘密にしていた。しかし、その時点では「まあいいやかれの
くちから某S氏や某A君に情報が漏れることはあるまい」と判断し、特に対策を
とることもなかった。しかし、その見通しはちいと甘かった。
不景気故の原因と思われる、マスコミによる過剰なまでの「インターネット万
能論」布教活動により、世の一般的日本国民の大多数が、「インターネットは何
でもできる」というような妄想を何かしか抱いている。D氏は「万能論」にくみ
するまでは行かなくとも、インターネットに現実以上の期待を抱いたようだ。彼
はそのころ、某O県某C町のフリーマーケットにホットドック店の出店を策謀し
ていて、その宣伝をインターネット上でやってくれというとんでもない要求を突
きつけてきた。 一方そのころの私はというと、2年後の留年を賭けた後期期末
試験が迫ってきており、とても他人にかまっている余裕など無かった。私は適当
なことを言ってこの件を先延ばしにしていった。
そうして1カ月が過ぎた。私は、D氏はとっくにこのことを忘れたとたかをく
くっていた。しかし、甘かった。すでに店を開店させたD氏は、執念の鬼と化し
て私に約束を果たすよう迫ってきた。やむを得ず、私はこのページを作る羽目に
なった。しかし、只でページを作るほど私は甘くない。その結果を、以下に示そ
う。